Adobe Premiere Pro CS5.5
今日も写真とは関係ない話です。 まだ日本語版も英語版もホームページよりダウンロードはできないが Adobe CREATIVE SUITE 5.5 MASTER COLLECTIONをとあるところから 入手したため、早速premiere CS5.5をPCに入れてみた。ほとんどいじっていないので CS5との違いについては後日報告したいと思うが、CS5.5からGPUアクセラレーションの 利用に必要なサポートされているNVIDIAグラフィックカードの種類が増えた。 WindowsおよびMac OS対応 ・ GeForce GTX 285 ・ Quadro 4000 ・ Quadro FX4800 Windows対応 ・ GeForce GTX 470 / GTX 570 / GTX 580 ・ Quadro 2000 / 5000 / 6000 ・ Quadro CX / FX3800 / FX5800 Windows(ラップトップ)対応 ・ Quadro FX 3700M / FX 3800M ・ Quadro 2000M / 3000M / 4000M / 5000M / 5010M 通常のPCショップで入手が簡単なGeForce系は相変わらず少なく ほぼQuadroだけである。しかもGeForceの285と470はもう 入手困難な状態であり、GeForce系は570と580の2択しかない。 ゲームと映像関係を1台のPCで行う人にとっては選択が非常に少ない 状態となっている。しかも570と580は最大消費電力が200Wを超えて いるので、それなりの電源を持ったPCでないと使用することができない。 Adobeはどういった考えで選定しているのだろうか?ちょっと話はそれるが Mac ProもXeonのデュアルCPU12コアでワークステーションにもかかわらず グラフィックはRadeonの5770だし意味がわからない。5870も選択できるようで あるが、どう考えてもこのクラスのPCであれば最低でもQuadro2000、普通に 考えればQuadro4000が妥当ではないかと思う。ただMACに対応した Quadro2000は無いのでQuadro4000 for MACの1択だと思う。 MacはAdobe製品の使用をまったく考えていないようである。 前にも何度か書いているが、グラフィックをQuadro2000に変更したため 今回のPremiere CS5.5からMercury Playback Engine GPU高速処理に 正式対応になった。そのおかげでエンコード時間が40~50%短縮され リアルタイムでの再生もほぼ可能になった。 Mercury Playback Engine GPU高速処理が選択可能に! ただ実際は、ある裏技を使えばPremiere CS5で対応していないQuadro2000でも Mercury Playback Engine GPU高速処理の使用が可能になる。 これはQuadroに限らずGeForceでも可能なので、Premiere CS5やこれからCS5.5を 使用する人で~1万円までであればGeforce430・440・520、1万~2万円までであれば GeForce450・460・550・560あたりでもおそらく効果が得られると思います。 【ただしCUDAを使用したものに限り・・・です。openGLのものにはGeforce ではつらいかな。すべてにおいて速さを求めるのであれば、やはりQuadroがよろしいかと】 なので、上でいろいろ書きましたが実際はグラフィックカードが1024M(1G)以上のメモリを積んだ GeforceであればMercury Playback Engine GPU高速処理の恩恵を受けることが可能です。 まずPremiere CS5がインストールされているフォルダ C¥program file¥Adobe¥Adobe Premiere Pro CS5または C¥program file¥Adobe¥Adobe Premiere Pro CS5.5 の中にGPUSnifferというファイルがあるのでダブルクリックすると 表示できますが、一瞬で消えてしまうので、プリントスクロールを使用して画面を 保存するか、コマンドプロンプトからGPUSniffereを実行してください。 ※コマンドプロンプトの使用方法 ①左下のスタートからアクセサリ内にあるコマンドプロンプトを実行 ②C:¥User¥ユーザー名> になっているので C:¥User¥ユーザー名>cd / を入力 ③C:¥> になるので C:¥>cd program files¥adobe¥adobe premiere pro cs5または C:¥>cd program files¥adobe¥adobe premiere pro cs5.5 を入力 ④C:¥program files¥adobe¥adobe premiere pro cs5> になるので C:¥program files¥adobe¥adobe premiere pro cs5>gpusniffer と入力すると 内容が出てきます。 nameのところに書いてあるグラフィックカード名を覚えておき C¥program file¥Adobe¥Adobe Premiere Pro CS5または C¥program file¥Adobe¥Adobe Premiere Pro CS5.5の中にある cuda_supported_cardsというテキストファイルに記載すれば終了です。 ただしcuda_supported_cardsテキストはそのまま上書きができないので 一度どこか別の場所にコピーした後、元の場所に戻して(上書き)してください。 最後にNvidiaのコントロールパネルを開いてカスタマイズするプログラムでPremiere CS4を 選んで(Premiere CS5は出てこない)、互換性パフォーマンスモードに設定して終了です。 これでPremiere CS5&CS5.5に対応していないグラフィックカードで Mercury Playback Engine GPU高速処理の選択が可能になります。 実際Premiere CS5でMercury Playback Engine GPU高速処理に 対応していないQuadro2000でも選択が可能になります。 ↑ TOP Page ↑ |